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2022.03.30いつになったら子供って一人で磨けるの?ー仕上げ磨きの必要性ー

みなさんいかがお過ごしですか

山中歯科・矯正歯科です。

子育ては、楽しいけど大変ですよね。
まだまだできないことが多い子供たちのために、一つ一つ手伝ってあげて成長を見守る必要がります。
「歯磨き」っていつになったら一人でできるようになるのでしょう?


目次

1、子供の手指の発達

2、なんで、仕上げ磨きが必要なの

3、じゃあ、いったい仕上げ磨きっていつまで必要なの?

4、仕上げ磨きの仕方

5、年齢別仕上げ磨きのこつ

6、楽しく歯磨きの習慣を作るために



1、子供の手指の発達

こどもの体は、「粗大運動から微細運動へ」、「頭から下のほうへ」、「中心から抹消へ」という法則があります。
這う、立つ、歩くなどの大きな動作を伴う運動からはじまり、「つかむ」「握る」などの細かい運動ができるようになっていきます。
手づかみ食べから、スプーンなどが手全体でつかめるようになり、そのうち4本の指でつかめるようになり、その後やっと正しい持ち方ができるようになります。
6歳でだいたい大人と同じ手指の動きがやっとできるようになりますが、お箸などは指の繊細な動きが必要なので、もう少し遅くなってからできるようになります。
お箸の持ち方は、人によっては大人になってもできない人がいるくらい難しいですよね。

歯ブラシの場合、鉛筆持ちができたら歯ブラシを持つことはできるようになります。
ただし、これはまだ「持つ」ことができただけの段階です。
適正な圧力でこまかく動かすためには高度な技術がいるので、まだまだ自分一人では完璧に磨けません。練習が必要です。
生まれてから、今まで親御さんは子供さんが色々なことが出来るようになるまで、いっぱいサポートをしてあげてますよね。
歯磨きも一緒です。子供さんの手がしっかり動くようになるまで、保護者の方がしっかりサポートしてあげてください。


2、なんで仕上げ磨きが必要なの

前の章でも書いたように、手がやっと大人と同じように動くようになっただけのお子さんは歯磨きの手の動きの練習が必要です。
しかし、人間は毎日お食事をしなくてはいけないので、虫歯は歯磨きが上手になるまで待ってはくれません。
なので、保護者が子供が磨いた後に仕上げ磨きをしてサポートしてあげることが必用です。

また、

・乳歯は永久歯に比べて虫歯の進行が早い(でも子供は歯の痛みに鈍いので発見が遅れる)、
・乳歯時代に虫歯が増えると永久歯列にも影響を与える、(虫歯菌が増えるから)
・生えたての永久歯はまだ柔らかい
・永久歯が虫歯になるともう生え変わらない



という条件があり、まだ100点満点で磨けないのに、しっかり磨かなければならない理由が盛り沢山なんです。


3、じゃあ、いったい仕上げ磨きっていつまで必要なの?

仕上げ磨きをいつまでするかのポイントは

①子供が歯磨きを上手にできるまで
②お口の中のリスクが少なくなるまで

です。

①に関しては、子供さんによって違うので、歯科医院等でチェックしてもらうといいと思います。
②に関しては、目安がはっきりしています。永久歯が全て生えそろうのは10歳から12歳です。生えたての歯は、虫歯になりやすいので、少なくとも11歳から12歳まで、小学校の間は仕上げ磨きが必要と言えます。
6歳くらいで、大人と同じくらい手が動かせるようになり、6年間練習する時間があるので、このころには子供は歯磨きの技術も身に着いているでしょう。

ただし、技術を身に着けるには「教える人」と「出来ているかのチェック」が必要です。
大人でも歯科医院に行くと「歯磨きできてないってて言われた」という話をよく聞くので、技術の習得には歯科医院を利用してください。
そして、おうちでは、保護者が子供さんが磨いた後にしっかりチェックし、残っているところを磨いてあげて下さい。

また、子供は小学校高学年になってくると、思春期に入る上、塾やクラブや習い事で忙しくなり、興味の対象もどんどん広がっていき、歯ブラシなんて30秒くらいでちゃちゃっとすましちゃうなんてことが多いです。
その時期になるまでに、仕上げ磨きをさせてくれる間に、しっかりと歯磨きの習慣を身につけましょう。


4、仕上げ磨きの仕方は?

仕上げ磨きは、大人が自分で歯磨きをするときとは違いちょっとしたコツが必要です。
このちょっとしたコツを実践すると仕上げ磨きが楽になります。

まず、道具から。
①ヘッドが小さめで柄が長めの歯ブラシを選びましょう。「仕上げ磨き用」として販売されていることが多いです。

そして磨き方。
②鉛筆と同じ持ち方で軽く握ります。

③軽くシャカシャカと音がするように、横に動かします。

③歯ブラシの振れ幅は細かくしましょう。
(振れ幅を大きくしたり、力が強くなりすぎたりすると、痛くて歯磨きを嫌がることがあります)

④前歯を磨くときは、唇を反対の手支えましょう。同時に唇の裏の筋を指で保護してあげましょう。

④磨く順番を決めておくと磨き残しが防げます。


5、年齢別仕上げ磨きのこつ

仕上げ磨きってどんな風にしたらいいかわからないという声を聞くので、仕上げ磨きのコツを書いてみます。

まず、基本は

①明るい所で
②お口の中がよく見えるように

です。

一番よく指導するのが、電気の下でお母さんの膝の間に子供を寝かせて、頭側から磨くというスタイルです。
一番楽かなと思います。
もし、部屋の電気の角度でお口の中が見づらいとかあれば、スタンド型のライトやスマホスタンドを使用してみて下さい。
利き手で歯ブラシを持ち、反対側の手でお口の中が良く見えるように唇やほっぺたを押さえてください。
奥歯のほっぺた側は少しだけお口を閉じた方が磨きやすいです。

この時子供さんに、鏡を持ってもらうと磨けてない所がわかったり、大人の歯ブラシの動かし方がわかるからいいですね。
鏡のせいでお口の中が影になってしまわないように注意してください。

さて、年齢別の仕上げ磨きのコツですが、子供の発達には非常に個人差があります。
年齢と一緒にお口の中の状況を書いておきますので、お口の中の状況を優先してどこにあてはまるかで判断して下さい。


◎歯が生えてくる前
優しくお口周りを触ってあげたり、お口の中に軽く手を入れて歯茎を触ってあげたりしましょう。(お母さんは手を洗ってからしてくださいね)
お口に物を入れる練習になります。

◎7カ月~8カ月(下の前歯が生えたら)
水で濡らしたガーゼや綿棒で白い部分を優しくぬぐいましょう。

◎9~10カ月(上下の前歯が生えてきたら)
歯はガーゼや綿棒で軽くふいてあげてください。
そして、この時期は、歯ブラシに慣れさせる事がとても大切です。
おもちゃ代わりに歯ブラシをかんだりしゃぶらせてあげましょう。喉に入り込まない形の歯ブラシが売られております。
機嫌の良いときには、どこでもいいので軽く数回こすってあげて下さい。
その時に、上の前歯の上の筋(上唇小帯)に歯ブラシがあたらないように指でガードしましょう。

◎1〜2歳(奥の歯が生えてきたら)
仕上げ磨き用の歯ブラシで全体を磨いてあげてください。特に上の前歯は虫歯になりやすいので注意しましょう。
フロスや糸ようじも使ってください。

◎2〜3歳(乳歯が生えそろってきたら)
「奥歯」に注意して磨きましょう。子供の奥歯は溝が深いため磨き残しが多い上、やわらかいので非常に虫歯になりやすいです。
3歳頃になると、手の動きもコントロールできるようになってくるので、自分で磨く練習も開始しましょう。
自分で磨いた後は必ず仕上げ磨きをしてあげてください。

◎6歳~7歳(6歳臼歯が生えてきたら)
「6歳臼歯」に注意して磨きましょう。生えたての永久歯は柔らかく、虫歯になりやすいです。
6歳臼歯は一生使いますし、今後の歯並びの要となる歯です。人生の中で一番長く使う歯でもあるので、虫歯にならないように注意しましょう。
歯科医院でシーラントという、歯のしわを磨きやすいようにコーティングする予防法もおすすめです。
半年に一回のフッ素塗布も必ず行くようにしましょう。

◎小学校4~5年(側方歯交換期)
乳歯の犬歯や臼歯が永久歯に交換する時期です。(横の歯がどんどん抜けて生え変わってきます)
この頃になると、だんだん自分で磨く時間が増えて来るかとと思います。しかし、生え変わりでグラグラの歯は物が挟まりやすかったり、生えたての歯は他の歯との段差があり、子供さんだけではどうしてもはブラスがうまく当てられません。
しっかり仕上げ磨きをしてあげましょう。仕上げ磨きの際に磨き残しが多い場所、汚れがついている場所を、本人に伝えてあげるてください。
定期検診も継続していきましょう。

◎小学校6年~中学生(12歳臼歯萌出期)
乳歯が永久歯に全部生え変わると、12歳臼歯(前から7番目の歯、親知らずの手前の歯)が生え始め、永久歯がすべて生えそろいます。
顎の一番奥の狭いスペースに生えてくるので、意識しないと歯ブラシが届きにくいです。
そろそろ仕上げ磨きは卒業ですが、無理に卒業する必要はありません。子供さんがしてほしいという限りはしてあげましょう。ただし、自分一人でも磨けるように、自分で磨いてから保護者の方がチェックするという形にしましょう。
また、「一人で磨く!」となるお子さんには、汚れが赤く染まるお薬(歯科医院販売)や歯磨き粉(ライオン 歯磨き上手)が売っているので、歯磨きした後にチェックするためのツールとして利用するのもいいでしょう。
定期検診も継続していきましょう。


6、楽しく歯磨きの習慣を作るために

自然に歯磨きの習慣が身につくのが一番いいですよね。そのためには何といっても、保護者が歯を磨いている姿を見せるのが一番です。
毎日、寝る前には家族で歯磨きを行う。大人がちゃちゃっと歯磨きをすましてしまうのではなく、4,5分しっかり磨くなど、まずは親御さんから習慣を見につけましょう。
ちょっと行儀が悪いなと思われる方もいらっしゃいますが、リビングで歯を磨くのも私はありだと思います。
(↑ただし、今はコロナの問題があるので、一定の場所で、終わった後は消毒というのもいいでしょう)
そして、歯を磨く姿は、歯がまだ生えていない赤ちゃんの時から子供に見せてあげてください。
(↑ただし、歯磨きの時に飛び散る唾液にはお母さんの虫歯菌が混じっていますので見せる距離には注意してください。)

いつも、親御さんが4,5分歯を磨く姿を見ていれば、自然と歯を磨く習慣がついてくるでしょう!
ぜひ試してみてくださいね!!





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